子供がロタウイルスやノロウイルス、お腹の風邪などで下痢や嘔吐をしている時は、どんな食事を与えればいいのか悩みますよね。
「消化に良いもの」という事は分かっていても、離乳食を完了した子供は「おかゆ」は嫌がって食べてくれなかったり、
そもそも食欲が無くて、食事を受け付けなかったりします。
逆に、子供が欲しがるから…と間違ったタイミングで普通食を食べさせてしまうとかえって回復を遅らせてしまう事も。
我が家はこれで子供の下痢を長引かせてしまった経験がありますので、体験談も一緒にお伝えしたいと思います。
目次
子供が嘔吐下痢の時、食事再開はいつから?
子供が嘔吐、下痢をしている時、症状のひどいときはたいてい食欲が落ちるのが普通です。
頻繁に吐く時は、食べさせてもすぐに戻してしまい、苦しい思いをさせてしまいますので、胃が空っぽになって吐き気が治まるまでは
無理に食べさせないようにしましょう。
下痢、嘔吐時の水分補給の注意点
下痢、嘔吐=脱水
と、思い浮かべると思います。
「水分をたくさん取らせないと!」と思う気持ちは分かるのですが、
吐き気のひどいときはこの水分もすぐに吐いてしまいます。
これは我が家の失敗談ですが、子供が嘔吐したので、赤ちゃん用のイオン飲料を子供が欲しがるだけ飲ませてしまったんですね。
見事にマーライオンでした・・・
激しい嘔吐は半日ほどで治まる事が多いですので、嘔吐が治まったら、経口補水液をスプーン1杯ずつ与えるようにしましょう。
たくさん欲しがっても、心を鬼にして!
ウイルスが胃に入っている間は、働きが弱っているので、通常よりも受け入れられる量が極端に少なくなってしまっています。
一気に飲ませるとまた吐き気をぶり返してしまいますよ。
食事は消化に良いものから
食事については
便が水のようではなく、ゆるいけど形はあるか
を目安に、消化の良いものから食べさせるようにします。
消化に良い=おかゆ
を思い浮かべますが、普段味のあるものを食べている子供におかゆを与えても、「おいしくない」と食べてくれない事の方が多いでしょう。
そこで我が家は、まずは子供の好きな果物から与えるようにしています。
オススメはすりおろしたりんご、つぶしたバナナです。
これも、自分で食べることが出来る子供でも、スプーンで食べさせてあげると喜んで食べてくれます^^
いきなりたくさんあげるのではなく、少しずつ様子を見てあげてくださいね。
吐かなければ少しずつ量を増やしていきます。
果物が大丈夫なようなら、くたくたに煮たうどん、ほうれん草や小松菜を細かく切って入れたおじやなどを与えていきます。
1日の食事の1回あたりの量を減らして、5~6回に分けるのがオススメですよ。
その方が胃腸に負担がかかりにくいです。
普通食を食べさせるタイミングは?
ロタウイルスやノロウイルス等のウイルス性胃腸炎の場合は、だいたい嘔吐が1~2日、下痢が1週間ほど
続くことが多いです。
我が子はロタウイルスに感染した時に2週間も下痢が治らなかったこともありますが…。
ロタウイルスに子供が感染!便の色が白じゃない?症状や薬は?【体験談】 | 子育て小町
普通食に戻すのは、嘔吐もなく、普段通りのうんちが出るようになってからにしましょう。
だいたいの目安は発症から1週間ぐらいです。
胃腸が弱っている時に食べさせない方が良いもの
子供が食欲がない時は、ゼリーやヨーグルト、アイスクリームなどの喉ごしのいいものでしたら食べてくれることが多いですが、
この時、食べてくれるからと言って冷たいものの与えすぎには注意しましょう!
我が子はアイスクリームを与えてしまったがために、下痢を長引かせてしまったという経験があります・・・
また、乳製品はお腹に良いというイメージがありますが、嘔吐、下痢の激しいときに摂るのはNGです。
乳製品は、消化に良い食べ物を食べる事ができるようになったタイミングになってから与えるようにしましょう。
このタイミングに与えると、整腸作用が期待できます^^
ただ、普段から乳製品でお腹が緩くなりやすいようなお子さんは、完全に治るまでは避けた方が無難ですね。
その他、お腹が弱っている時に避けた方が良い食材は
たけのこ、アスパラ、ゴボウ、レンコン
オレンジ、チョコレート、ケーキ、ポテトチップス
チョコレートは我が子も風邪の時に食べると嘔吐する率が高いです。
離乳食期の赤ちゃんの場合の食事は?
離乳食期お赤ちゃんの場合は、胃腸が弱っている時は1段階前のステップに戻った食事を食べさせましょう。
せっかく進んだのに・・・と残念な気持ちになりますが、また元気になったら少しずつ慣れさせていった方が、お腹の治りも早いです。
ミルクや母乳を飲んでいる赤ちゃんの場合は?
母乳を飲んでいる赤ちゃんが胃腸炎になった場合は、吐き気が治まったら授乳をしても大丈夫です。
でも、母乳だとどのぐらいの量を飲んでいるのか分からないので、5分程度時間をはかって授乳をし、あげる量を様子を見ながら調整しましょう。
それで赤ちゃんが吐かなければ、通常通りの授乳時間に戻していき、
吐いてしまったら、短い授乳時間で様子見るようにしましょう。
また、ミルクの場合も同様に、吐き気が治まったら授乳を再開します。
量はいつもの半分ぐらいの量で様子を見ます。
この時、ミルクの薄さもいつもの半分ぐらいの濃度にしてください。
赤ちゃんが吐かなければ通常の量や濃度に戻していきます。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
子供が嘔吐下痢で苦しむ姿を見ているのは辛いですよね。
一日でも早く元気になってもらうためにも、消化の良い食事、飲み物や食べ物を与えるタイミングに気をつけてあげてくださいね。
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