赤ちゃんの耳そうじ。
赤ちゃんは耳垢がよく溜まるので、ついつい奥の方まで掃除してあげたくなってしまいます。
あと少しで取れそうだから…と、奥まで綿棒やピンセットを入れすぎて出血!
赤ちゃんはじっとしていないので、気をつけて耳そうじをしていたとしても、ふとした拍子に動いて出血させてしまう事もあるでしょう。
そんな時はどうしたらいいのでしょう?
また、出血すると、鼓膜は大丈夫なのか心配になります。
こちらも詳しく見ていきましょう。
目次
まず最初にすべきことは
まずは、出血している所はどこなのか確認して下さい。
赤ちゃんの耳の穴は小さくて見えにくいので、耳を懐中電灯や携帯電話のライトなどで照らしてあげると見やすくなります。
出血している箇所が見える範囲の所でしたら、特に病院に行く必要はありません。
自宅でのケアで大丈夫です。
しかし、出血している箇所が見えない場合は鼓膜の損傷も考えられますので、耳鼻科を受診しましょう。
自宅でのケアの方法
出血したのが手前の見える範囲だった場合、自宅でのケアになりますが、その方法についてご紹介します。
まず、綿棒で血を拭き取ります。
そして、消毒液を含ませた綿棒で、出血してしまったところを消毒してあげて下さい。
優しくやってあげて下さいね。
放置してしまうと、化膿して耳の中がグジュグジュになってしまい、感染症になってしまう可能性があるので気をつけましょう。
あとは自然とかさぶたになって耳垢として出てくるので心配いりませんが、しばらくは耳そうじは控えてくださいね。
本来は、赤ちゃんの耳そうじは浅いところを軽く拭き取るぐらいで大丈夫なので、普段から意識してあげるといいですね。
鼓膜が破れるとどうなる?
実は鼓膜が破れても、痛みや出血はないのです。
これは、鼓膜には神経や血管が無いためで、ただ耳の聞こえが悪くなるという症状のみです。
奥を傷つけたから、鼓膜が破れたんじゃ?!
と思いますが、それは恐らく耳の中を引っかいてしまっての出血です。
そして、鼓膜を傷つけてしまったとしても、穴が空いただけならば、そのまま放っておいても1週間程で元に戻るそうなのです。
ですが、あまりにもズタズタに傷ついていると、再生されない事もあり、聴力障害が残る事もあります。
鼓膜がどの程度傷ついているかなどは、目視できないですし、耳の奥の方は自分では消毒するのも難しいので、自分では手に負えないような箇所の傷でしたら、耳鼻科に行くのが良いでしょう。
おわりに
大人でも、耳そうじをしていてうっすら血がにじんでしまう事がありますが、赤ちゃんの耳の中は大人よりもずっと皮膚が薄くてデリケートです。
ついつい綺麗にしてあげたくなりますが、手前を拭いてあげる程度で、やり過ぎないように気をつけましょう。
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