高齢出産。
近年の晩婚化から、以前よりは世間でも耳にする事が増えたかと思います。
30代後半で幼児連れのお母さん。保育園や幼稚園、ご近所の公園でも、ごくごく普通にお会いします。
ですが、それも40歳を越えると、その数はグンと減り。。。
40代での妊娠自体が
『自然妊娠の確率は5%未満』
『妊娠しても、胎児の染色体異常発生確率が1/90』
などなど、まだまだネガティブな情報が多いような気がします。
40代での妊娠・出産に関する世間の情報は、決して明るいものばかりではありません。
いえ、逆にネガティブな情報の方が、余計に目に止まるかもしれません。
かくいう私自身も、その経験者です。
43歳で自然妊娠。44歳で出産。
様々な情報を得る度に、不安がつきまといました。
今のご時世、良くも悪くも、欲しい情報をすぐ手にする事ができます。
そんな情報に埋もれ、不安と毎日向き合いながらの妊娠生活。。。
でもでも!私の個人的な意見ではありますが!!実体験からの結果から言いますと!!!
『案ずるより、産むが易し』
まさにコレです(笑)
一例にしか過ぎないかもしれませんが、生の声としてお届けします。
貴女の40代妊娠・出産に、少しでも勇気や希望や。。。
前向きな気持ちになれるひとつの糧になれたなら嬉しいです^^
目次
えっ?40代の私が妊娠?!
すでに9歳と7歳の子供がおり、年齢は43歳。
第3子が欲しい・欲しくない……という以前に「もう妊娠は無い(できない)!」と思っていました。
そんな中、生理が遅れてる。。。
まさかと思いながら、自宅で妊娠判定薬を使いました。結果は『陽性』
その時は、喜びよりも、不安な気持ちが先に立ちました。
40代で妊娠…戸惑う理由
第二子からでも8年ぶりの妊娠。
第一子とは10歳違いになります。
そして、常に一番頭をよぎるのは自分の年齢。。。
染色体異常による障害児が産まれてくる可能性が、どうしても頭について離れませんでした。
産まない選択と…
とあるサイトで見た情報では、43歳での染色体異常児の出産確率は90分の1。
25歳では1000分の1だそうです。
その確率の高さに、愕然とした記憶があります。
そして、妊娠4ヶ月に入る前には、病院の先生からも出生前診断について説明がありました。
第二子出産が36歳。
同じく高齢出産ではありましたが、第三子と同じ病院でありながら、第二子妊娠時には無かった説明です。
ちょっとした違いでしかないはずです。
ですが、その違いが当時の私にはいちいち引っ掛かりました。
ですが、悩んでいてもお腹は大きくなっていきます。
産まれて来る子が背負うであろうと予測できるリスク。
そして、そのリスクに伴い、兄弟達にも掛かるかもしれない負担。
10年20年先まで考えて、私の頭の中はグルグル回っていました。
産む選択!
先にも書きましたが、私には当時9歳と7歳になる子供がいました。
10年20年先まで考えた時。。。
そう、お腹の子の10年先が、今、目の前にいたのです。
ずっと頭を巡ってる確率よりも、目の前に居る現実に勝てるものは、私にはありませんでした。
兄弟に掛けるかもしれない負担も、障害者を身内に持った負担より、
『俺達の事を考えて産まれてこなかった命がある』と思う心の負担の方が重いはず。
親の勝手な考えかもしれませんが、私はそういう子であって欲しいと思って育ててきたつもりでした。
そうなると、答えはひとつでした。
『よし、産まれておいで!家族みんなで待ってるよ!!』
案ずるより、産むが易し
そこから出産まで、妊娠糖尿病になってインスリン注射をしたり、高血圧に悩まされたり。
私自身のトラブルもありました。
ですが、一番悩んでネックになったのは、妊娠して出産を決めた時までの間だったように思います。
様々なネット情報、思い込みに振り回され、目の前の現実も大事な物も見失いそうになっていました。
母体のトラブルについても、医師の指導を守りながら、ストレスを抱えない程度の自己管理で乗りきりました。
この「ストレスを抱えない程度の自己管理」、
これは40代だからこそできた心の余裕だと思います。
ツボを押さえる術を人生経験上知っているというのでしょうか(笑)
そして、これから
産んで終わりじゃないのは、子育て。
どんなに頑張っても、体力的に厳しいのは事実かもしれません。
ですが、今、まさに天から宝物を頂いた気分で、毎日『可愛いねー♪』を連呼しています。
それは、私だけではなく家族全員が同じ気持ちです。
第二子はいまだに『〇〇が産まれてきたのが、信じられない』と言います(笑)
おわりに
とある英国の文献では、40代の夫婦に産まれた子供は、情緒が安定した子が多いとか。
そりゃー、毎日これだけ可愛がられたそうかもなぁ~って思います。
これから歩む50代、60代。
子供の成長を味わいながら迎えられる事が、とても楽しみです!