なかなか治らないおむつかぶれ。
もしくは、繰り返しなってしまったという時、
市販の薬で対処できる場合と病院で処方してもらう場合とがあります。
病院で処方してもらう薬のほとんどが
『ステロイド』という塗り薬です。
おむつかぶれにはステロイドが一番効くと言われているのですが、
中には赤ちゃんの肌への影響や副作用が気になったり、
どれだけの期間、どのぐらい塗ったらいいのかわからないなどという意見もあるようです。
そこで今回は『ステロイド』の効果や使い方、
またお家で出来るケアについてご紹介したいと思います^^
目次
ステロイドって赤ちゃんに使っても大丈夫?
赤ちゃんは常におむつを付けているので、
『おむつかぶれ』に悩んでいるママも多い事と思います。
いくら気をつけていてもかぶれてしまうこともありますし、
何度も繰り返したり、なかなか治らないとなるとママも心配ですよね><
赤ちゃんのおむつかぶれが治らない&痛がって泣く時の対策はコレ! | 子育て小町
『ステロイド』はかぶれてしまった赤ちゃんの肌に塗れる特効薬のようなものです!
では、その成分や効果とは一体どんなものなのでしょうか??
ステロイドってどんな薬?
『ステロイド』とは、
炎症を起こす原因となるタンパク質の増加を抑え、
やわらげてくれる効果があります。
主に湿疹や皮膚炎の治療などに用いられる薬です。
『ステロイド』と一口に言っても種類は豊富で、
薬の強弱によってランク分けされています。
最も強い(strongest)
炎症度がひどく、部位が狭い場合や手足の難治性湿疹などの
ケースを限定して使われます。
非常に強い(very strong)
慢性的な炎症が治らない場合などに使用されます。
病院での使用頻度が高いです。
強い(strong)
赤く炎症を起こしていてかゆみが強い場合や
皮膚の組織が壊れている場合などに使用されます。
普通(medium)
デリケートな皮膚や乳幼児、症状が軽い場合などに使用されます。
弱い(weak)
デリケートな皮膚や乳幼児、症状が軽い場合などに使用されます。
市販で売られているステロイドの多くは①のストロングタイプや、
④⑤のマイルドタイプです。
病院で処方されるものは、これに②③も加わり、
症状によって見合う薬を処方してくれます。
また、『ステロイド』の薬は成分が同じでもテクスチャーにいくつか種類があります。
それぞれ肌への吸収の仕方が異なるので、
適切な薬を選ぶための判断基準にもなります。
軟膏
- 一般的に多い
- 刺激が少ない
- べたつきがある
- 患部の乾燥/湿潤のどちらにも対応
- 塗布する患部を限定しない
クリーム
- 伸びがよい
- べたつきが少ない
- 若干刺激性がある
- 乾燥した患部に適している
ローション
- 頭髪部などに適している
- 湿潤した幹部には向かない
- 若干刺激性がある
スプレー
- 頭髪部などに適している
- 手を汚さず広範囲に使用できる
- 使用量がわかりづらい
ジェル
- かさついていたり、脂漏性(しろうせい)皮膚炎に適している
- 湿潤した幹部には向かない
- 若干刺激性がある
赤ちゃんや小さいお子さんには
塗りやすい軟膏タイプかクリームタイプがオススメです^^
また、おむつかぶれがあまりひどくない場合は
ステロイドの入っていない『非ステロイド』が処方される場合もあります。
非ステロイドで有名なのが『アズノール軟膏』です。
非ステロイドの中では一番成分が弱いので
はじめに処方されるケースが多いようです。
先日、私の息子もおむつかぶれをしてしまい受診したところ、
この『アズノール軟膏』を処方されました^^
テクスチャーは透明なクリームのようで、
においやべたつきはほとんどありませんでした。
これを患部に薄く伸ばして塗っていきます。
それでも治らない場合やかぶれがひどい場合は
『ロコイド』や『キンダーベード軟膏』が処方されます。
イメージでは、
成分の弱いものの方が肌へのダメージは少ないと思いがちですが、
先生に聞いた情報では、
症状が重いのに成分の弱い薬を塗っても
逆に肌にダメージを与えてしまうと言われました。
『赤ちゃんにステロイドは使いたくない』と思う気持ちはわかりますが、
どうしても治らない場合は
成分の強い薬で適切に塗った方が早く治るのだそうです^^
塗る回数は一日朝晩の2回。
軽く指の腹に取り、患部にやさしく薄く伸ばしながら塗っていきます。
この時力を入れたり、ゴシゴシしたりしないようにしてくださいね!
できれば肌が潤っている時がいいので、
お風呂上りのタイミングがベストでしょう!^^
症状が良くなってきたら塗る回数をだんだんと減らしていき、
改善されればもう塗る必要はありません!
今度は、
おむつかぶれを再び繰り返さないよう、予防を心がけてあげましょう^^
おむつかぶれの赤ちゃんにお家で出来るケア
症状が軽い場合は、わざわざ病院へ行かなくても市販のクリームやローションで対応することができ、
十分な効果を得ることができます^^
私が実際に使ったもの、また評判の良い物をご紹介しますね。
ファムズベビー
助産院でも使われていて、母子手帳の副読本でもオススメされているクリーム。
新生児のデリケートな肌から使えて、
おむつかぶれにも効果ありと言う口コミ多数!
珍しいムースタイプで、赤ちゃんだけでなく家族全員で愛用しているという声も。
(管理人も気になっています。)
ピアバーユ
無添加/無香料のナチュラルオイルでできており、
赤ちゃん以外にも妊婦さんや授乳中のママも使えます^^
管理人は、産院で乳頭ケアにオススメされて使っていました。
スキンケアにも使えるのがうれしいですよね。
桃の葉ローション
弱酸性/ノンアルコールなので、肌の弱い赤ちゃんや敏感な肌にも安心して使用できます^^
あかぎれや日焼けの炎症にも使えます。
一番大切なのはおむつかぶれの予防!
おむつかぶれになってしまうと、赤ちゃんは痛みや違和感で泣いてしまったり、
不機嫌になる事もあります。
何よりかわいいわが子の肌荒れは、見ていてとてもかわいそう!
一番大事なのは『おむつかぶれにならないこと』。
つまり予防です!!
予防のためには、
- おむつ替えを頻繁に行う
- おしりをつねに清潔に保つ
- 汚れはしっかりと拭き取り、乾燥させる
- サイズの合ったおむつを使う
もし、適切なサイズのおむつがなければ
最近話題の海外製のおむつもいいかもしれませんよ^^
日本製の物よりサイズ展開が豊富で、無添加・無漂白なので、
赤ちゃんのお肌に優しいです。
日本製のケミカル臭のするオムツが心配なママは参考にしてみて下さいね。
無漂白紙おむつのセブンスジェネレーション!おすすめする5つの理由 | 子育て小町
おわりに
いかがでしたでしょうか?
おむつかぶれは良くあることなので、
対処法や薬の違いなどはしっかりと頭に入れておきたいですよね!
でも、日頃のお世話の仕方次第では
しっかりと予防することもできます^^
これから温かくなり、汗もかきやすい季節になってくるので
より気をつけて、赤ちゃんの肌を守ってあげたいですね♪