近年は、アレルギーを持つ子供の数が増えています。
中でも卵アレルギーを持つ子が多いというデータがあり、我が子も例外ではありません。
1歳を過ぎてから卵アレルギーだという事が分かりましたが、今では半熟卵を食べても大丈夫なまでに。
今回は、「卵アレルギーは治るのか?」について、我が子の体験談を交えてお伝えしていきます。
目次
卵アレルギーの症状は?
一般的な卵アレルギーの症状は、主に蕁麻疹と咳だと言われています。
その他、下痢や嘔吐、目の周りの腫れや、体温の上昇などがあります。
我が子の場合は、まず口の周りから赤い発疹が出始め、その後首や体に広がりました。
みるみるうちに目の周りが赤く腫れ上がり、顔全体がパンパンに浮腫みました。
最初は元気にしていたのですが、腫れが出始めると不機嫌になり、泣き出しました。
1歳になってすぐぐらいでしたので、話すことはできませんが、痒そうな素振りをしていたので、痒みがあったのだと思います。
急いで病院に連れて行ったのですが、先生は落ち着いた様子。
「どう?そろそろ引いてきたかな?」
…そうなんです。
あんなにひどかった腫れや蕁麻疹が、病院に着く頃にはだいぶ引いていたんです。
「咳が酷いと呼吸困難になったり、蕁麻疹が口の中にも出ているなら早い処置が必要だけど、顔が腫れたり、首や体の蕁麻疹はすぐにひくから問題ないよ。」
だそうで…^_^;
いやいや、あんな状況見たら、問題ないなんて思えませんから!
でも、初めてお子さんにアレルギーが出た場合は
・咳がひどくないか
・口の中にも発疹が出ていないか
以上の点を落ち着いて観察するようにしましょう。
首や体の蕁麻疹は、少し様子を見ていたら引く事が多いです。
卵を触っただけでもアレルギーが出る
実は我が子の卵アレルギーの発症は、卵を食べさせたからではないのです。
私は結構神経質な性格の為、卵はアレルギー症状が出やすいというのを聞き、卵の含まれるものはまだあげたことがありませんでした。
たまたま近くに温泉卵を落としてしまい、その時に飛び散ったほんの少しの卵に触れてしまっただけでアレルギー症状が出てしまったのです。
触っただけでアレルギーなんて出るの?
と、疑問に思ったのですが、これはごくごく普通に起こりうることだそうで、アレルギーは原因となる食材を食べるだけじゃなく、触っただけでも出る事があります!
しかも、触ったことによるアレルギーの発症の方が、食べたことによって出るものより深刻だそうで…
私の地元で有名なパン屋さんは長年小麦に接触したことが原因で小麦アレルギーを発症されたのですが、小麦を口から摂取することはかろうじてできるけれど、パンをこねるとアナフィラキシーを起こすほどひどい症状が出るそうです。
このような事もあるそうです。
卵アレルギーが治るまでの対応
アレルギーが出ている間は、お子さんのアレルギーの状態に合わせて、医師のアドバイスの元適切な治療をします。
食物除去
アレルギーが出た食材を一定の期間与えずに、赤ちゃんの消化器官、腸管、免疫機能が発達するのを待ちます。
これは卵そのものだけでなく、加工されたもの(例えばたまごボーロやパンなども…)も摂取しないようにします。
卵アレルギーの場合は、意外なものに含まれていたりする事もあるので、注意が必要です。
お菓子やパンには結構卵が入っています。
ベビーフードにしても、卵が含まれているものも結構多いですし(卵が含まれているものの方がおいしそうだったりするんです(^_^;)
外出時の娘の食事にはかなり神経を使いました。
経口免疫療法
ごくごく少量のアレルギーの出る食物を与えて、免疫を付けていく治療法です。
少量とはいっても、アレルギーが出る食材を与えるので、自分の勝手な判断では行わず、お医者さんの指導の下に行います。
我が子の場合は、最初は食物除去から始めたのですが、月齢が上がるにつれて経口免疫療法に切り替えました。
まずは、卵そのものではなく、卵ボーロなどの加工品を少しずつ与えて行き、少しずつ体に慣らしていきました。
幸いにも、治療を開始してから加工品では症状が出なかったので良かったのですが、蕁麻疹が出たりする子もいるそうです。
アレルギーは何歳で治るのか?
このような治療を行った結果、娘は3歳になる頃には卵アレルギーは完全に克服しました。
一般的にも、2~3歳で症状が出なくなる子が多いようで、小学生になる頃にはほとんどの子が克服するようです。
もちろん例外もあり、中学生になっても卵が食べれない友達もいましたし、大人になってから急にアレルギーが出る事も。
一生治らないものではなく、たまたま体調が優れない時に摂取して症状が出る事もあります。
子供がアレルギーだったと分かると、
「妊娠中の食事がいけなかったのか…」とか、
「若い頃の不摂生な生活がいけなかったのかも…」とか、
ママは自分を責めてしまいがちですよね(;_:)
もちろん、ママの喫煙習慣など、原因になる事もありますが、どんなに気をつけていたってアレルギーを持った子が生まれることだってあります。
あまり自分を責めず、どうやったら治していけるのか、先の事を見るようにしましょう!
赤ちゃんが成長すれば、「アレルギーがあって大変だった時期もあったよな~」
なんて、懐かしく思える日が来ますから^^