子供が虫刺されやあせもを掻きこわしてしまうのは、良くある事ですよね。
ひどい場合はとびひになってしまいます。
とびひって移るって聞いたことがあるけど、保育園や幼稚園はお休みさせなければいけないのでしょうか?
働くママは、とびひが治るまで仕事に行けないというのは困っちゃいますよね(^_^;)
安心してください!
こうすれば登園させることが出来ますよ^^
目次
とびひは非常に感染力が強くうつりやすい
とびひは未就学の子供がかかりやすい病気です。
皮膚の傷口などから菌が入り込むことによる接触感染で人から人へ、また自分の体でも他の箇所へ炎症が移ってしまいます。
小さい子供は保育園や幼稚園で色々なものに触れ、またお友達同士でも接触する機会が多いですよね。
その中にとびひの子が居て、患部を掻いた手でお友達に触れれば必然的にお友達にうつってしまいます。
お子さんの傷口に水ぶくれの様なものが出来ていたら、それはとびひの可能性が大です!
とびひは、虫刺されやあせもを掻きこわしてしまう事で発症してしまう事が多いということは、流行しやすいのは夏ですよね。
夏は園でも半袖を着るので、より子供同士が接触する機会が増えます。
よって、特に夏場は保育園や幼稚園でとびひが流行しやすいので注意が必要です。
とびひは保育園や幼稚園を休ませる必要はないですが…
このように大変感染力の強いとびひですが、実は保育園や幼稚園を休まなければいけないという義務はないのです。
伝染性膿痂疹(とびひ)は学校保健安全法の中で「学校感染症、第三種(その他の感染症)」として扱われます。
ほかの園児・学童にうつす可能性があるため、基本的には、医師にみてもらって、治療して、病変部をガーゼや包帯できちんと覆って露出していなければ、登校・登園許可を得られます。
出典:日本皮膚科学会
これは通っている園によっても決まりがあるかと思いますので、お医者さんに行って「とびひ」と言う診断が出たら、一度園に連絡をして指示を仰ぐのが良いでしょう。
お医者さんの登園許可が必要になるという園もあるそうです。
何も告げずに登園させるのは、こちらとしてもお友達にうつしてしまわないか心配ですし、トラブルになるのも困りますしね。
菌は膿として傷口から排出されるので、とびひが色んな箇所に出てしまっていて、膿がジュクジュクしている状態でしたらお友達への感染拡大の恐れがありますので、強制ではないにしろお休みさせるのが無難ではないかと思います。
登園させるかどうか迷った時は、自分のお子さんがうつされる立場だったらどう思うかという事を考えてみるといいと思います。
丁度幼稚園のお友達が鼻の下にとびひが出てしまっていたのですが、ガーゼで完全に患部を覆った状態で登園が許可されていました。
とびひって腕なんかに出るものだと思っていたのですが、鼻の入り口あたりは元々とびひの原因となる菌が居るらしいんです。
小さい子は清潔ではない手で鼻をほじったりもするので、鼻から菌が体のあちこちに広がる事が多いそうなんです。
とびひになった場合の正しいガーゼの当て方
先ほど、とびひになった場合は傷口を完全にガーゼで覆えば登園することが出来るとご説明しましたが、きちんとガーゼが当てられていないととびひの炎症が広がってしまうので、正しいガーゼの当て方をご説明しますね。
1.患部の汚れ、汗などを水で洗い流し清潔にする
2.水分をしっかり拭き取る
3.塗り薬を患部に薄くのばす
※先生によって薄くのばすという先生と厚く塗るという先生がいるようです。
治りが早いのは薄くのばす方、ガーゼが傷口にくっついてしまってはがす時にお子さんが嫌がる用でしたら厚く塗ると良いです。
どちらかというと、早く治る方が良いと思います。
4.ガーゼを貼って保護する
5.すぐにガーゼがはがれてしまうようならば、必要に応じて包帯を巻く
とびひのガーゼはいつまで貼っておけばいい?
子供はガーゼなどが貼ってあると気になってしまって取りたがると思いますが、ガーゼは患部が完全に乾燥してかさぶたになるまでは付けておきましょう。
かさぶたになるとかゆくなると思うので、それで掻いてしまうと再発します。
その場合はもう少しガーゼを付けておいた方が良いでしょう。
とびひを一日でも早く治す方法
子供の痒そうな姿を見ているのは辛いですし、包帯も一日でも早く外せるように早く完治させてあげたいですよね。
とびひは通常1週間ほど治るまでにかかるのですが、正しい方法でケアすれば3日ほどで治すことも可能です。
1.病院で薬を処方してもらう
まずとびひの疑いがあったら病院を受診しましょう。
病院では通常飲み薬と塗り薬(リンデロンvg軟膏やゲンタシン軟膏)が出されます。
決められた量を忘れずしっかり使いましょう。
2.清潔さを保つ
お風呂に入った時は石鹸でしっかりと患部を洗い清潔にしましょう。
不潔な環境ですと、菌が繁殖しやすくなってしまいます。
3.なるべく患部は乾燥させた状態にする
菌は高温多湿を好みます。
汗をかいた後はしっかり拭き取ったり、可能ならばシャワーを浴びることをオススメします。
4.爪を短く切る
爪が長いと、傷を引っ掻いてしまってまた新たなとびひを発生させてしまうこともありますし、今あるとびひが広がってしまう危険性を高めます。
小さいお子さんの爪は、とびひではなくても常に短く切っておきましょう。
5.かゆくても絶対にかかない
とびひになると、非常にかゆいです。
ですが掻いてしまうと、とびひを広げてしまいます。
どうしてもかゆみを我慢できなそうでしたら、お医者さんにかゆみ止めのクリームも処方してもらうといいですよ。
おわりに
お友達は5日ほどでガーゼからは解放されていましたが、鼻の下にガーゼを貼っているのは本人も気になってかわいそうでした。
子供には良くある病気ですので、いつ貰ってくるかわかりません。
自分の子がかかった時の為にも、正しい知識やケアの方法を頭に入れておくといいですね。
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