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新型出生前診断のメリットと問題点! 受ける前に知っておこう!

待望の赤ちゃんを授かると、
赤ちゃんに先天性の病気はないか?
染色体異常はないか?などという検査である

出生前診断

を考えるママもいると思います。

出生前に赤ちゃんの状態を検査しておくことに対しては様々な意見があるそうですが、
今回はこの『新型出生前診断』とはどういうものなのか、
メリット、デメリットについても調べてみました!

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目次

新型出生前診断とは?

『新型出生前診断』とは、
赤ちゃんが生まれてくる前に先天性の病気や疾患
染色体異常などがないかどうかを調べるための検査です。

皆さんが受ける一般的な妊婦検診でも
赤ちゃんの状態を知ることができますが、
なんらかの異常や遺伝的な病気が疑われる場合は
本人の希望があった時のみ検査を受けることができます。

 

今までの『出生前診断』の検査内容としては…

  • NT超音波検査(胎児超音波スクリーニング検査)
  • 母体血清マーカーテスト
  • 羊水検査
  • 絨毛検査

などが一般的でしたが、
特に羊水検査や絨毛検査は母体を傷つけて
流産のリスクを高めてしまうという危険性もありました。

そこで新しく開発されたのが『新型出生前診断』です。

 

これは従来の『母体血清マーカーテスト』だけを取り入れ、
わずか20ccほどの血液を採取するだけで済むというものです。

「血液採取だけで本当に結果がわかるの?」

と思ってしまいますが、
従来の採血検査よりも格段に精度が高まっており、
約80~90%の確率で赤ちゃんの先天性異常を発見することができるそうです!

 

ですが、この『新型出生前診断』を受けるためには
ある程度の条件をクリアしなければ受けることができません。

 

[su_note note_color=”#e8fecb”]

  1. 高齢出産の場合(出産予定日時点で本人が35歳以上)
  2. 本人あるいは夫に染色体異常が見られる場合
  3. 赤ちゃんがダウン症などの先天性疾患の疑いがある場合
  4. 過去に13トリソミー/18トリソミー/ダウン症を患った赤ちゃんを妊娠/出産した経験がある場合

[/su_note]
また受ける時期は、
妊娠週数が10~18週の間でなければ受けることができません。

これは妊娠期間が進めば進むほど
血液中の胎児由来遺伝子濃度が減少してしまうため、
検査の精度が下がってしまうからです。

新型出生前診断の費用

気になる費用についてですが、
『新型出生前診断』は保険適用外なのですべて実費となります。

病院によって多少差はあると思いますが、
だいたい相場は約20万円前後だそうです。

ただ結果によってはさらに精密な検査を求められる場合もあるので
費用が上がってしまう可能性もあります。

 

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新型出生前診断のメリットと問題点

最近はニュースなどでも取り上げられるようになってきたので
検査を受けたいと申し出るママが増えているそうですが、
検査のメリット/デメリットも気になるところですよね。

新型出生前診断のメリット

  • 検査が手軽
  • 母体への影響が少ない
  • 先天性異常の早期発見につながる
  • 早いうちから心の準備ができる
  • 陽性の場合は稀に胎内で治療することができる

新型出生前診断デメリット

  • 検査で陽性が出た時の判断が難しい
  • 染色体異常が出たママのうちの97%が中絶している
  • 精神的苦痛につながりかねない

などです。

 

やはりメリットとしては従来の検査よりも格段に受けやすくなったこと
先天性異常の早期発見といったところです。

検査結果もおよそ2週間で出るというスピーディーさも、
検査を受けるママが増えている理由の一つではないでしょうか?

 

しかしデメリットとして一番大きいのは、
異常が見つかった時にこのまま妊娠を継続していくか否かの選択を迫られるということです。

残念ながら、およそ97%のママが中絶をしてしまうそうです。
これは、陽性反応が出て次の検査までの間の時間が少なく
その間にどちらにするかを選択しなければならないからです。

 

・障害のある子を生んで育てられるのか
・わが子は障害があってしあわせになれるのか

 

など、精神的苦痛を味わうママも少なくないのが現状のようです。

新型出生前診断を受けたママの声

実際に『新型出生前診断』を受けたというママ達の声を集めてみました!
[char no=2 char=”先輩ママ”]
高齢出産ということもあり、
子供の将来のことを考えて検査を受けることにしました。
従来の検査は流産のリスクもあるとのことで怖かったのですが、
新型出生前診断は血液検査のみで、
結果も2週間ほどで出たのも早くて助かりました。
結果は陰性でしたが、検査を受けたことで安心して出産に臨めました。
[/char]

 

[char no=3 char=”先輩ママ1”]
妊婦検診でダウン症の可能性があるとのことだったので
新型出生前診断を受けることにしました。
どの妊娠/出産も一度きりのことなので、
不安なく出産したいと思ったからです。
結果は異常なし。
ずっと抱えていた不安が取り払われたので
検査を受けて改めてよかったと主人と話しています。
[/char]
[char no=4 char=”先輩ママ2”]
下の子を妊娠した時に脳に影が見えると言われ、
担当医の薦めで検査を受けました。
結果は陽性でしたが、早めに異常を見つけられたのでその後の対策を細かに説明してくださり、
私ども夫婦が抱えていた不安を払拭してくれるようでした。
生まれたわが子は人より少し成長や言葉の発達が遅いですが、
それでもかわいいわが子に変わりはなく、
生まれる前から本を読んだりして知識をつけていたおかげで
大きな心で受け止めることができています。
[/char]

 

体験談によると、
検査を自ら受けようと願い出る場合と薦められる場合とがあるようですね。

実際に検査を受けようか迷っているというママや
不安に思っていることがあるというママは、
一度カウンセリングだけでも受けてみるといいかもしれませんね!

 

子育て小町のライターでも、高齢出産の経験者が居ます。
新型出生前診断は受けないという決断をしたのですが、
良ければ体験談も参考にしてみて下さいね^^

高齢出産40代で3人目を自然妊娠、出産した私の体験談 | 子育て小町
高齢出産。 近年の晩婚化から、以前よりは世間でも耳にする事が増えたかと思います。 30代後半で幼児連れのお母さん。保育園や幼稚園、ご近所の公園でも、ごくごく普通にお会いします。 ですが、それも40歳を越えると、その数はグンと減り。。。 40代での妊娠自体が 『自然妊娠の確率は5%未満』 『妊娠しても、胎児の染色体異常発生確率が1/90』 などなど、まだまだネガティブな情報が多いような気がします。 40代での妊娠・出産に関する世間の情報は、決して明るいものばかりではありません。 いえ、逆にネガティブな情報の方が、余計に目に止まるかもしれません。 かくいう私自身も、その経験者です。 43歳で自然妊娠。44歳で出産。 様々な情報を得る度に、不安がつきまといました。 今のご時世、良くも悪くも、欲しい情報をすぐ手にする事ができます。 そんな情報に埋もれ、不安と毎日向き合いながらの妊娠生活。。。 でもでも!私の個人的な意見ではありますが!!実体験からの結果から言いますと!!! 『案ずるより、産むが易し』 まさにコレです(笑) 一例にしか過ぎないかもしれませんが、生の声としてお届けします。 貴女の40代妊娠・出産に、少しでも勇気や希望や。。。 前向きな気持ちになれるひとつの糧になれたなら嬉しいです^^ えっ?40代の私が妊娠?! すでに9歳と7歳の子供がおり、年齢は43歳。 第3子が欲しい・欲しくない&&という以前に「もう妊娠は無い(できない)!」と思っていました。 そんな中、生理が遅れてる。。。 まさかと思いながら、自宅で妊娠判定薬を使いました。結果は『陽性』 その時は、喜びよりも、不安な気持ちが先に立ちました。 40代で妊娠&戸惑う理由 第二子からでも8年ぶりの妊娠。 第一子とは10歳違いになります。 そして、常に一番頭をよぎるのは自分の年齢。。。 染色体異常による障害児が産まれてくる可能性が、どうしても頭について離れませんでした。 産まない選択と& とあるサイトで見た情報では、43歳での染色体異常児の出産確率は90分の1。 25歳では1000分の1だそうです。 その確率の高さに、愕然とした記憶があります。 そして、妊娠4ヶ月に入る前には、病院の先生からも出生前診断について説明がありました。 第二子出産が36歳。

おわりに

検査を受けるということは、
赤ちゃんの体の異常を早く見つけられるというメリットのほかに
どうしてもデメリットも出てきてしまいます。

受ける前にはご家族でしっかりと話し合って、
正しい知識と判断を持った上で受けることをオススメします。

 

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ABOUT ME
ゆーこ
4歳の女の子と1歳の男の子のママです。 上の子はちょっぴり反抗期?下の子は「ママ~」といつも追いかけてきて大変ですが、日々ママ業頑張っています! DIYと100均、シルバニアファミリーが大好きです。