赤ちゃんは、生まれた時から一人ひとり個性があり、成長の仕方も違うものです。
寝返りをしない、ハイハイをしないままつかまり立ちから歩いちゃった!
など、一般的に言われている成長過程は、あくまでも目安で、
一人ひとり、時間をかけたり、どこかの過程を飛ばしたりしつつも、
結果的には普通に成長していた、ということはよくあることです。
今回はその中でも「お座り」について焦点を当てたいと思います。
目次
赤ちゃんがお座りできるようになる平均は?
生後6~7ヶ月が平均的なお座りできる月齢となります。
まず、首が座っていることが前提ですね。
我が家では、6か月の時に、抱っこしてる状態からソファに座るように置いてみたのが最初で、
それからちょくちょくお座りするようになりました。
しかし、まだ背骨までのラインがしっかりできていない頃です。
長時間のお座りは控えましょう。
また、まだまだ頭も重く、前のめりに倒れたりします。
お座りしたら、赤ちゃんの周りをクッションやタオルで囲んで、どこに倒れても大丈夫なようにして見守ります。
生後9~10ヶ月で、腰から背骨にかけて成長が進み、立って歩くための準備が体でもできてきます。
お座りも、前のめり風から、腰が伸びて姿勢が良いお座りに近づきます。
しかし、まだまだ油断はできません。我が家でも10ヶ月ごろまでは、座ってても、たまにゴロンと倒れてしまうことがありました。
赤ちゃんがお座りできない!考えられる原因は?
10ヶ月の頃までには、大抵の赤ちゃんがお座りできるようになります。
しかし、お座りしない赤ちゃんもいます。考えられる原因は、以下になります。
運動機能が未発達
背骨や、腰、お腹周りの筋肉がしっかりすることが、上手にお座りできる条件となります。
このあたりの成長のスピードも子どもによってそれぞれなので、
11ヶ月、12ヶ月になりお座りできるようになる子も多いようです。
これら骨や筋肉がしっかりしないうちから無理にお座りするようになると、
姿勢の悪い子になってしまう可能性もあるそうで、
お座りは、ハイハイができるようになってからが良い、とする指導法もあるそうです。
お座りの安定感のなさが怖い
それまで寝ていた赤ちゃん。
寝ている状態では、それ以上に倒れたりする心配もなく、安心できる状態です。
お座りの状態だと、特にでき初めのころは、上体がフラフラし、だんだん前のめりになったり、倒れたりしてしまいます。
そういう、どうにもならない状態が好きではない、安心できる状態を好む赤ちゃんもいます。
大人でもそうですよね。
新しい事に興味津々で、次々チャレンジするタイプと、
自分の知っている範囲で安定した生活を送りたいタイプの人がいるというのは、納得できるところだと思います。
赤ちゃんの頃から、そういった個性もあるものです。
お座りに嫌な思い出がある
上に述べたように、フラフラしたあげく、倒れて痛い思いをしてしまった、
また、お座りできるようになったから、とそのまま置いておかれたことがあり、
お座り=一人にされてしまうかも
という不安があったりという、トラウマ的な思いからしたがらない赤ちゃんもいるかもしれません。
最初に置かれた床が冷たかった、お尻がうんちで汚れていた、など、そういった不快な思い出も、お座り嫌いに繋がる可能性があります。
お座りしたいと思わない
お座りをする、ということは、いつも抱っこで密着していたママと少し離れた状態、ということになります。
なので、そういうことをしたいと思わない、抱っこでいい、と思っていたり、
また、お座りという概念がなく、座ろうと思わない、という場合もあります。
私の知人でも、9ヶ月で、座らないというお子さんがいました。
むしろ、つかまり立ちはする、というので、様子を見ていますと、
座ろうとさせてみても、足がつっぱって、伸びて床を蹴ってしまうような感じで、座る態勢にならないのです。
足が伸びているため、そのままつかまり立ち状態になるか、または寝かせるしかない・・・との事。
赤ちゃん自体はとても元気で、嬉しそう。
つかまり立ちは割としっかりできてるような感じになってます。
これはどうやら、足腰はしっかりしてきているんだけど、座る気がないんだな、と、私も見ていて思いました。
本人にその気がなければ、座らない・・・赤ちゃんでも、しっかり自分の意思があるんだな、と実感させられました。
こういった状態の赤ちゃんはシャフリングベビーと呼ばれています。
シャフリングベビー気になるその後の成長は?ママのブログの声もお届け | 子育て小町
以上、大抵の赤ちゃんには、成長や好みに個人差があり、遅くなっても問題がないパターンがほとんどです。
1歳半ごろまで様子を見る、という見方もあるようです。
赤ちゃんがお座り出来ない、問題のあるパターン
脊髄や筋肉の異常
極まれですが、潜在性二分脊椎や、先天性筋ジストロフィーなど、
体の機能的にお座りが難しい場合もあります。
この場合、抱っこで持ち上げても足がだらーんとしてしまいばたつかせない、など、
他にも特徴的な動きがあるため、検診や血液検査などでわかる場合もあります。
発達障害
身体的ではなく、中枢神経や脳の機能的問題で発達が遅れている状態です。
こちらも、他に、ほとんど泣かない、あやしても笑わない等の特徴があります。
正確な判断は、3歳頃に行うもののようです。
おわりに
今回の記事を書くにあたって、私も色々調べてみたのですが、
1歳過ぎてもお座りしない、ハイハイしない子も多く、そしてその後は問題なく育っている例がほとんどのようです。
そういった子は、筋肉がやわらかめであるとか、
個性の範囲内での身体的特徴があったりもするようですが、
成長と共に問題がなくなるようです。
お座りをしないだけで、手足を元気に動かせたり、
楽しそうに笑ったりするようなお子さんであれば、問題がないと言えそうです。
赤ちゃんの個人差はとても大きいので、
焦らず、それぞれの成長過程、違いを楽しみながら子育てできるといいですね。
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