双子の出産はママの体に大きな負担を与えるもの。
無事に2人とも元気に生まれてくれるケースもありますが、
双子の場合はダウン症の確率が上がってしまうという説もあります。
もしくは、片方の子だけダウン症というケースも。
なぜ双子だとダウン症の確率が上がってしまうのか?
一卵性や二卵性だと違いはあるのかどうか調べてみました!
目次
ダウン症は双子だと確率が上がるという根拠は?
街中でおそろいの洋服を着ている双子ちゃんや、
専用ベビーカーに2人並んで座っている姿を見るとなんともほほえましいものです(*^^*)
双子に憧れ、『双子がほしい』と願っている女性も多いと思いますが、
一方で双子の出産は
『ダウン症の確率を上げてしまう可能性』もあると言われています。
ではその根拠とは??
双子の妊娠でダウン症のリスクが高まる原因として、
晩婚化による『高齢出産』が理由の一つだと言われています。
高齢出産が原因とされる理由としては、
- 精子/卵子の劣化
- 早産/流産の危険性
- 双子、多胎児妊娠の確率が高い
が挙げられます。
高齢出産とは35歳以上での出産を言うのですが、
年齢が上がるにつれてダウン症や発達障害を持った赤ちゃんが生まれてくるリスクが高まり、
40歳で出産した場合は約100人に1人の割合で生まれてくるそうです。
また妊娠を望んでいるのになかなか妊娠できない場合
『不妊治療』を受ける女性が多いと思いますが、
実はこの『不妊治療』がダウン症のリスクを高めてしまうのです。
染色体異常
精子を人工的に選んで受精させることによって
染色体異常の可能性のある精子を選んでしまう可能性があります。
卵子の細胞破壊
精子を注入する際に、
卵子の細胞骨格を破壊してしまう可能性があります。
破壊されることで染色体異常を起こし、
ダウン症の赤ちゃんが生まれるリスクが高まります。
双子/多胎児妊娠の可能性
受精した卵子を子宮に戻す際に
着床を成功させる確率を上げるために卵子を複数個戻す場合があります。
これにより、自然妊娠よりも双子を妊娠する可能性が高くなります。
つまり、
高齢出産≒不妊治療≒双子/多胎児の妊娠≒ダウン症発症の確率
という方程式ができます。
ただし、
高齢出産だから・・・
不妊治療をしたから・・・
双子を妊娠したから・・・
だからと言って100%ダウン症の赤ちゃんが生まれるというわけではないので
心配しすぎないようにしてくださいね^^
一卵性と二卵性だと違いはあるの?
以前、一卵性と二卵性の違いについてお話しましたが…
ダウン症の発症確率において違いはあるのか気になりませんか?
同じ双子でも
一卵性と二卵性で違いが出るのかどうかも調べてみました。
まず、一卵性と二卵性の違いを簡単にご説明すると
一卵性双生児
受精卵が2つに分裂し、同じ遺伝子情報のまま成長していきます。
顔が似ているだけでなく、性別/血液型なども同じ場合が多いです。
二卵性双生児
子宮の中に受精した受精卵が2つ存在し、成長していきます。
遺伝子情報が異なるので、顔はそこまで似ておらず
性別や血液型が異なる場合がほとんどです。
一卵性と二卵性でどちらを妊娠する確率が高いかというと
それは『一卵性』です。
なぜかと言うとただ単に
『二卵性よりも一卵性を妊娠する確率の方が高い』というデータと
受精卵が分割して『胚盤胞』になったタイミングで子宮に戻す方法を取ることで
『一卵性』を妊娠する確率が高くなると言われているからです。
一卵性の場合は遺伝子を分け合う形になるので
2人ともダウン症というケースが多いようです。
染色体の異変によっては
一卵性でも顔が似ていない双子や性別の異なる双子がいるように
片方の赤ちゃんにしかダウン症の症状が出ないというケースもあります。
ですが、
なぜそのようなケースになるのかははっきりとわかっていないそうです。
おわりに
双子を妊娠することは喜びも大きいですが
ママの体に負担をかけることや様々なリスクが伴うことも事実です。
双子の妊娠を希望している方は
正しい知識と判断を持てるよう、
頭の片隅にでも入れておきたいですね^^