日本は地震大国と言われています。
ほぼ毎日、震度1以上の地震が日本のどこかで起こっているそうです。
地震に向けて、備えはしていますか?
赤ちゃんや幼児などの子供がいるからこそ、備えておきたい事、心構えがあります。
我が家には3歳の幼児と0歳の赤ちゃんがいるので、同じ年頃のお子さんがいる方の参考になればと思います。
目次
地震が起きた場所別の対策
私は東日本大震災で被災をしました。
当時はまだ独身でしたので、守られる側の立場でしたが、子供が産まれてからは
「今度は自分が子供達を守らなければ!」
と、備えについて真剣に考えるようになりました。
地震というのは、いつどこで遭遇するか分からないですよね。
地震が起きた場所別に考えていきたいと思います。
家の中に居る時
小さいお子さんが居る場合は、家に居る時に地震に遭遇する確率が高いのではないでしょうか。
日頃から転倒しやすそうな家具は固定する、寝る時は頭上に重たい家具のあるような場所は避けるなどの防災対策はしておきたいところです。
また、「寝室にスリッパを準備しておく」というのはぜひ実践していただきたいです。
地震の時は、ありとあらゆるものが割れて飛び散ります。
食器棚から食器が飛んで来たり、窓ガラスが割れたり、パソコンやテレビが飛んで来たり。
ガラスの破片だらけで身動きが取れないと大変です。
赤ちゃんと幼児がいるご家庭は、寝る時に抱っこひもを近くに置いておくといいですね。
とっさに抱っこひもを装着できないとしても、揺れが落ち着いて避難しようとしたとき、赤ちゃんは抱っこひもでおんぶして、幼児は抱っこして安全な場所へ連れて行けます。
「地震が来たら、机の下へ」は間違い?
では、家の中で安全な場所ってどこなんでしょうか。
学校では「地震が来たら机の下へ」と教わりましたが、これは学校で地震に遭遇した場合であって、家にいる時は必ずしもそうとは限らないのです。
建物が倒壊した場合、机の下に入った場合はほとんどがつぶされて亡くなっているそうです。
アメリカのレスキュー隊の方の話では、ベッド、ソファー等の大きい家具の横に、小さくなって丸くなるのが一番生存率が高いんだそう。
地震が来たら、家の中にある大きな家具の横に子供達を連れて行き、毛布やクッションを使って飛んでくるガラスなどから体を守るのが一番いいです。
万が一建物が倒壊しても、「三角にあく隙間」は100%救助が可能だそうなので、家の中でどこが一番安全なのか、一度確認しておきましょう。
そして、幼児には「地震が来たらここに小さくうずくまるんだよ!」と、日ごろから教えておく事が大切です。
家庭でも避難訓練をしておきましょう。
外出している時
外出時に地震が来たとき、まず真っ先に考えるのは子供の安全です。
たとえ近所のスーパーにいる時でも、地震が襲ってくる危険はあるのです。
日頃から、もしここにいる時に地震が来たら…と、想定しておくといざという時の安心度も変わってきます。
デパート、スーパーにいた場合
デパートやスーパーは、高いところのものが置いてあったりと、危険も多いところです。
商品棚からは離れ、何もない壁側に行くようにしましょう。
震災当時はデパートで働いていたのですが、飲食店で飾ってあったワインの瓶が飛んできたりしていました。
壁も剥がれ落ちたところもあったので、カバン等で頭を守ることは忘れないでください。
避難に関しては従業員が誘導するので、それに従うようにしましょう。
万が一火事が発生して煙が出ている場合は、ハンカチよりもおしりふきで口を抑えるのが煙を吸いにくいので良いそうです。
赤ちゃんや幼児がいる方なら、持ち歩いてますよね。
エレベーター使用時は、すべての階のボタンを押して止まった階で降りましょう。
止まってしまった場合は、非常ボタンを押して、管理する人と連絡を取りましょう。
車に乗っている時
まずは、地震が来るかもしれないという事を想定して、日ごろから車の中に非常時に使えるものを常備しておくと良いです。
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ペットボトルの水
非常食
フロントガラスを割るためのハンマー
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いざという時、これだけ車に積んであるだけでもかなり使えます。
地震が来た後、水を買うのに長蛇の列に並ばなければいけなくなる事もなく、とりあえずその日の食事が凌ぐことができれば安心度はだいぶ違います。
また、万が一車が水没した時の為に、フロントガラスを割るハンマーも積んでおくと安心です。
ハンマーはトランクに積んでいたら使えないので、助手席などのすぐに取り出せるところに保管しておいてくださいね。
おわりに
赤ちゃん、幼児が居るご家庭で地震に備えておきたい事、心構えを場所別にご紹介しました。
地震が来た瞬間、お子さんを守れるのはあなただけです。
日頃から、「ここにいる時に地震が来たら…」と予測しておくだけで安全にかなりの差が出ます。
いつ来るかわからない大地震に備えておきましょう。