思春期って聞くと、大人の私達には
「い~なぁ~、青春♪」と思いますが(私だけでしょうか^^;?)
当の思春期真っただ中の子供達は、色々悩んでるかもしれませんね。
でも、思春期って漠然としてて、
いったいいつの時期の事か具体的には何時なのでしょうか?
思春期について、具体的にかつ分かりやすくお伝えします!
目次
思春期は一般的にいつからいつまで?
思春期には、大きく分けると「心」と「身体」の2っの意味があります。
・大人になる為の心の準備期間
・大人になる為の身体を成長さる期間
心の成長過程の中では
「自立心の確立」「親から離れたいという強い欲求」「アンビバレンジ(両価性)」
などがあげられます。
「自立心の確立」とは、
今まで親の言いなりだったのに自分の意見の元に行動しようとする事など。
「親から離れたいという強い欲求」も、自立心の確立に似ていますが、
思春期の段階では親からは離れたいけれど1人では寂しい・・・
友人とのつながりがとても大きな比重になってくる時期と言えます。
これがもう少し成長すると”自分は自分。他人は他人”という様な
割り切った考え方もできる様になってきます。
そして、あまり聞きなれない「アンビバレンジ」という言葉ですが、
これは例えば親に反抗したりイライラしていたかと思えば、突然甘えてくるなど、
一見矛盾している様な言動を取る事を言います。
この様にあげていくと、なんとも不安定な心の在り方が納得できますね。
そして、身体に関してですが、
女子なら生理が始まる・乳房が膨らむ・腋毛が生えるなどです。
男子の場合には、声変わりする・陰毛や腋毛や髭が生えてくる
と言った事があげられます。
この様な変化が見られる時期は、
はっきり言えば個人差がかなりありますので一概には言えません。
ですが、平均的には女子は小学校中学年(10歳くらい)から、
男子は小学校高学年(11歳くらい)からと言われています。
終わりの時期は男女ともに17~18歳頃と言われています。
思春期が長引く原因
身体の思春期は、身長の伸びがだいたい終わってきた事で分かりますが、
心の思春期はなかなか目には見えず分かりづらいものです。
また、心だからこそこじらせてしまい、長引く可能性も高いのです。
この心の思春期が長引く要因として、
大きくは親や周囲の大人との関係性が上手く構築できずに、
長引いてしまう事が主な原因として挙げられます。
そして、このこじらせる原因こそ、
実は子供ではなく大人側に問題がある場合が多いのです。
大人が子供の自立を受け入れられず、
必要以上に衝突し、激化してしまうケースが最も多くあげられます。
一見、大人から見たら理不尽で納得の行かない行動(特にアンビバレンツ)があった時に、
大人の言い分だけを通そうとしても、
子供の成長にはつながらないかもしれません。
1人の人間として意見に耳を傾け、そして傾けてもらう様に、
促していく必要があるのではないでしょうか。
思春期特有のイライラや、大人が見れば首を傾げたくなる行動も、
本人自身も自分でコントロールが効かずにいる場合は多いのです。
これは、時期がくればちゃんと収まります。
ですので、必要以上に心配して手を出し過ぎる事無く、
自立心を育てていってあげましょう。
まとめ
昔話の「白雪姫」や「ねむり姫」、「金太郎」や「桃太郎」のお話をご存知ですか?
様々な説がありますが、白雪姫とねむり姫が深い眠りについたのは13歳。
金太郎と桃太郎が旅立った(鬼退治に出た)のは15歳で、
これは、女子も男子も思春期の目覚めの時期と重なると言われている説があります。
私は、とてもこの説が心の思春期の有様を表現している様で、好きです^^
女子は一度眠りにつき、王子様が迎えに来てくれる(新しい世界)のを待つ。
男子は親元を旅立ち、戦いに行く。。。
なんとも、思春期の心の様を物語っていますね。
できる事なら私たち親も、安心して娘が眠れるよう安全を確保してあげ
目覚めた後は送り出してあげる、
きびだんごやおにぎりを持たせて逞しい後姿を見送ってあげる、
そんな親でありたいですね。